メニュー

献血に行ってきました4

[2022.03.14]

ご報告です。ご無沙汰しておりました。タイトルに4とあるからには1から3までがあります。もしよろしければお読みください。4からでも全くなんの問題もありません。

今回もいつものように川口駅献血ルームに行ってまいりました。本当に川口駅前と言っていいロケーションですのでいつも行くたびに便利なところだなと感じます。

道すがら本を買っていったのですが、献血をする前に毎回(鍵付き)ロッカーに荷物をいれ、スマホや財布など貴重品だけ持つようにしているので、よく考えれば本は邪魔でした。これにはロッカーを前にして気づきました。意地でも本を読んで待ってみようとも思ったのですが、結局スマホをいじりながら待つことにしました(スマホのKindleに他の本が入っていたので助かりました)。

いつもと献血の流れが違っていたところがありました。献血できる状態かチェックする採血が、指先にパチッと針を刺す方法に変わっていたのです。他場所では随分前からかわっていたような話を周りから聞いたのですが、この川口献血センターは去年の3回目までは腕からやっていました。指先からほんの少量採血するほうが、心理的負担が少なくていいなと思いました(腕から採血するときはつい構えてしまいますよね)。

今回献血の流れが少し違っていたように、私も献血に向かう心持ちも少し違いました。それは少し前に「「がんになって良かった」と言いたい 」という本を読んだからです。衝撃的なタイトルですよね。書いたのは出版当時20歳そこそこの大学生です。内容に深く触れることは避けますが、この著者の学生さんが「献血のお願い」ということでブログを更新し、いわゆる炎上をしたということがあったようです(炎上当時の状況を私は知りません)。

下記が世間で言ういわゆる炎上した記事のリンクです。
「祈りの献血、命の輸血」

ご覧になった感想はそれぞれだと思いますが「わざと」少々扇情的に書いてあるだけで(ところどころの表現が物議を醸すであろうことはもちろん納得できます)中身自体は非常にわかりやすく親切で献血がいかに大事かを伝えたい気持ちに溢れていると個人的には感じました。大変失礼な言い方かもしれませんが本家本元の日本赤十字さんのサイトの説明より、よほどわかりやすかったです。もちろん本家本元は少しの誤解もあってはいけませんし、おもしろおかしく書くわけにもいかないので無難この上ない出来になりますよね。誤解は生まないけれど面白くないという文章にどうしてもなってしまう本家の悲しさだと思います。

特に私がこの記事を読んでよかったと思ったのは


(記事から引用)
「成分献血からしか、血小板製剤は作れないのです。」
「献血することばかりが取り上げられて、輸血の現場が一切取り上げられていないことなのです。そしてそれゆえ輸血の深刻さが伝わらず、回り回って献血の重要性もうまく認知されていないのです」
「献血を広めるというのもまた献血」
(引用終わり)


これらの文章に触れることができたからです。
この結果、成分献血は血液が戻ってくるってのがちょっと嫌だし、なにせ時間がかかるんだよなーと私は思っていたのですが、俄然やる気になりました笑
輸血を受けた方々のお話は「ラブラッドな声」というコーナーで読めるのですが、これはおそらくラブラッドに登録している人でないと読めません。

つまり日赤本家のサイトは私に成分献血をやる気を起こさせませんでしたが(日赤さんが決して悪いわけではないのですが)山口さんの文章により、現在私は献血できない期間があけたらすぐに成分献血行こうと鼻息荒く考えているわけです(口だけだと恥ずかしいので本当に行ったらご報告致します)。
献血は様々な理由でやりたくてもできない方々もたくさんいらっしゃいますし、リスクゼロでできるわけでもありません。「大切なのはわかるけど、ただやりたくないからやらない」でも全くもってオーケーなわけです。もし気が向いたら周りの人に献血をポジティブに伝えてあげてください。「(記事からの引用)献血を広めるというのもまた献血」です。

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME