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フッ素(フッ化物)洗口液の使い方

むし歯のリスクを減らすために当院ではフッ素(フッ化物)洗口液の使用をおすすめしています。

フッ素(フッ化物)はこどものものというイメージがありましたがそれは過去のもので、今やむし歯予防として全年齢で使用が推奨されています。

口の中のフッ素濃度を高めることで、再石灰化(カルシウムが歯に取り込まれる むし歯とは逆の状態)が起こります。

この製品は「医薬品」ですので、スタッフが適切な使用方法、使用上の注意事項をご説明した上で使っていただけるようになります。

4歳以上、指示をきいて、間違って飲まずにクチュクチュうがいができれば使用することができます。

使用方法

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多くの場合、夜のブラッシングが終わった後に洗口を行います。もし寝る前に水やお茶など飲むときは先に飲んでおいてください。洗口液は「口の中にフッ化物を残すこと」が大事なので、フッ化物で洗口した後に水分を取ると、フッ化物が洗い流されてしまいます。
(洗口は1日1回またはむし歯のリスクによっては1日2回おすすめすることもあります)


まず洗口液をむし歯のリスクに応じて濃度を調整します。多くの場合半分に薄めて使います。
もしむし歯のリスクが高いと判断した場合には薄めずに原液で使うことをおすすめすることもあります。
どちらが適しているかは使用方法のご説明の時にお話しいたします。


商品付属のキャップに「水」を2.5mlほど入れます。目分量で5mlのメモリの半分くらいでOKです。
 そこに5mlのメモリまで「洗口液」を入れます。
 つまり2.5mlの水+2.5mlの洗口液=5mlの液(2倍に薄めた液)で洗口をします。水と洗口液の順番を逆にしてもいけないわけではないのですが、皆さん水道の蛇口で水をいれると思いますので水がドバっと出てしまって時に調整が大変です。


液を口の中に入れて30秒間ゆっくり口の中に全体に行き渡らすようにクチュクチュうがいをします(ゆっくりで良いです)。


30秒たったら、液を吐き出します。水でゆすいだりせずにそのまま寝てください。口の中にフッ化物を残すことにより、再石灰化が起こる環境を朝まで保つことができることがわかっています。

夜は唾液が出にくくなることによりむし歯予防の観点からは不利な時間帯ですが、この唾液が出にくくなるという不利な点を逆手にとってフッ化物を停滞させる(唾液によって洗い流されにくくなる)ことにより高いフッ素濃度を保つことができます。また、寝ている間は当然飲食しませんので、これも高いフッ素濃度を保つために良い点となります。

睡眠時間を単に寝る時間としてだけ使うのではなく、「むし歯予防の時間」としてもうまく利用しましょう。
フッ素洗口は、もっとも簡単にできるむし歯予防策であり、かつ簡単な割に効果の高い方法であると言えます。

待合室の口腔ケア製品の棚に置いてあります。診療中にお試しいただくこともできます。

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