私の口腔ケアの紹介
お世話になっております。
今回は私がいつもやっている口腔ケアについてご紹介いたします。
口腔ケアについては、こうした方が良いという基本はありますが、最終的には人それぞれです。私が行っている方法が皆様にとってのベストではもちろんありません。現在の歯周病やむし歯の状態、被せ物や詰め物の状態、入れ歯の使用状況によって使う道具も違うでしょうし、道具を使う順番も人によって違うと思います。
今やっている方法に自信がないなどございましたらぜひご相談ください。
それでは私のケアのご紹介をしたいと思います。
さまざまな人にお話をさせていただいているので聞いたことがあるという方もいらっしゃると思いますが、私は「歯ブラシ以外の道具」→「歯ブラシ」という順番で行っています。理由は歯ブラシ以外の道具は「面倒だ」と思うからです。歯を磨こうという気持ちが強く残っている間に面倒なことを終わらせてしまおうということです。
・デンタルフロス(糸ようじ)
歯と歯の間を糸で清掃する道具です。
これは洗面台で行う必要はありません。多くの場合、テレビでもみながら行います。ティッシュ1枚出しておくと歯に挟まったものが出てきた時にサッと拭けるので便利です。人によっては、持ち手がついている糸ようじの方がやりやすいということもあるかもしれません。もちろんそれはそれで問題ありません。
・歯間ブラシ(矯正の後戻り防止の器具がついている部分は)
歯間ブラシは歯と歯の間に入れるブラシです。私の場合は以前矯正治療をしたことがあり、後戻り防止の装置が歯の裏側に接着しているところがあります(もう外しても良いと思っているのですが恥ずかしながら惰性で付いたままです)。そこにはデンタルフロスが入りませんので、糸のかわりに歯間ブラシを使って清掃しています。
・舌ブラシ
舌の側面、上面と優しくブラッシングをかけます。あまりゴシゴシやるとひりひりしてしまうので注意です。
ブラシに色がつく程度には汚れがたまっていることがあります。
・歯ブラシでのブラッシング
通常のブラッシングです。はみがきペーストはブラシの植毛部分のながさ(二センチ程度)たっぷり出します。
歯磨きペーストを口の中の歯面全体に塗り広げてから、2分以上ブラッシングをします。テペのコンパクトソフトを使っています。受付に置いてありますので、よかったら使ってみてください。
・洗口液で30秒間ゆすぐ
リステリンで30秒ほどしっかりゆすいで終了です。リステリンの代わりにむし歯リスクを特に下げる必要のある方にはフッ化物の洗口液(フッ素洗口液)をおすすめしています。
基本的に1日1回夜に歯を磨いています。それでも歯茎がヒリヒリしてしまうことがあります。
あれだけ患者さんには力を入れて磨くなと言っておきながら、つい力が入ってしまうことがあるということです。