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歯間清掃(デンタルフロス 糸ようじ 歯間ブラシ)の習慣化

[2020.06.30]

患者さんそれぞれ口腔内の状態はあるかと思いますが、口腔内に歯が残っている患者さんにとって
歯間清掃は歯周病の予防、むし歯の予防に欠かせないものの一つです。口腔内、とりわけ歯の健康に携わる私たちにとっては是非とも習慣化していただきたいことでもあります。

ですが、はっきり言って「面倒なもの」ですよね。

既に習慣化している方々にとってはなんでもないことであると思いますが、
初めての方が「よし、使ってみるか」となるとなかなか定着せず悩むところではないでしょうか。
歯間清掃だけではなく、ランニング、筋トレ、塩分制限、糖分制限、アルコールのコントロール、資格試験の勉強など様々なことについて習慣化は重要になると思います。

かく言う私も、習慣化については楽々こなす方では決してなく、トライアンドエラーを繰り返しながら少しずつ前に進むタイプです(恥ずかしいですが、場合によっては諦めてしまうこともあります)

これから歯間清掃を習慣化するために私が患者さんによくするお話をご紹介いたします。過去の記事に重複した内容があるかもしれませんが、どうかご容赦ください。

習慣化することを考えた時、パッと思いつくものの一つに「ハードルを低くする」という方法があると思います。

このためには

・使う頻度を少なくしてスタートする
 いきなり毎日だと大変なので週末などに限定して使っていく。慣れたら徐々に回数を増やしていく。
  
・難易度を低くしてスタートする。
 毎日使うが、簡単な場所だけに使っていく。

上の二通りがまず考えられると思います。

個人的には後者の方法をお勧めすることが多いです
その理由は、理想的に歯間清掃は毎日行いたいものなので、道具に触るだけでも毎日触った方が良いこと、毎週曜日を決めてしまうと、その日にたまたまできなかった時に挫折感が大きく、そのまま習慣が自然消滅してしまうことが多いと考えるからです。
後者は、とりあえず毎日道具には触る。ここでポイントなのは、歯ブラシを手に取る前に歯間清掃器具を手に持つことです。
これはいつもの歯ブラシを終えてしまうと、なんとなくもう終わった感じになってしまい「今日はいいかな」となることを避けるためです。そして鏡で見える簡単に出来る場所のみ清掃を行います。
そのあとはいつもの通り歯ブラシでの清掃をする。とすれば、お口全体の歯間清掃をいきなりやるのは難しくても「歯間清掃器具を毎日触る」ということは習慣化しやすいのではないかと考えています。そのうち下の前歯はきれいになったから「今度は奥もやりたいな」と、自然に感じることもあるかもしれません。技術的に難しいなどあればどうぞ我々にお尋ねください。
そのかたにあったやり方をご提案いたします。

もちろんご自身のことはご自身が一番わかっていると思いますので、もっと良い方法があればその方法で習慣化なさるのが良いと思います。もしご自身のやり方で習慣化したいということがあれば遠慮なくご相談ください。ご本人が「こうしたい」というのはとても良いモチベーションの一つになると思います。

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