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記事「堀江貴文が伝えたい、100歳まで自分の歯で噛むための3つの方法」について

[2024.03.29]

スマホを見ていたら堀江貴文(ホリエモン)さんの歯に関する記事がおすすめで出てきました。

最近、堀江さんは健康全般のことについての情報提供を積極的になさっていることは知っていましたが、歯の記事については

読んだことがありませんでした。これが大変面白かったので御紹介したいと思います。

ChatGPTに記事を要約してもらったところ

「寿命が延びる中、私たちの歯はその長さに対応できていないという問題があります。拘置所にいた30代の時、親知らずが虫歯になり、治療の遅れから抜歯に至りました。石川徹院長によれば、20代でさえ99%の人が歯にヒビを持っており、これが将来的に歯が割れる原因になると言います。

寿命の延伸に伴い、歯の問題は40~50代から顕著になります。昭和初期の日本人の平均寿命は50歳未満でしたが、2022年のデータでは男性が81.41歳、女性が87.45歳と大幅に伸びています。この長寿化は、歯にとっても大きな負担となり、歯の摩耗やヒビの原因となります。

石川院長は、歯周病や虫歯は適切なケアで改善が見込めるが、歯のヒビは治療が難しく、多くの場合はそのままにしておく方が良いと言います。そして、歯の割れを予防するためには、犬歯の役割が重要であり、犬歯がすり減ることで歯ぎしりができるようになり、結果的に歯が割れてしまうこともあると指摘します。

対策として、コンポジットレジンを用いた治療や、マウスピースの装着、そして嚙み締める力を減らすためのボトックス注射が有効であると述べています。これらの治療により、歯の健康を維持し、寿命が延びても自分の歯で生活できる可能性を高めることができます。

長寿社会を生きる私たちにとって、歯のケアはますます重要になってきています。歯のヒビやすり減りに注意し、適切な対策をとることで、健康な歯を長く保つことができるでしょう。」

と、なりました(ChatGPT要約ママ)。詳しくお読みになりたい方はリンク先の記事をご覧ください。

特に印象に残ったのは話題の中心が「歯のヒビ」になっているところです。歯についての記事となるとむし歯や歯周病、歯並びについての話題が圧倒的に多いと思います。むし歯や歯周病については予防がある程度確立しているのに対し、歯のヒビについてはそれほど体系的になっていると言えません。体系的になっていないことに加えて話題になることも少ないと感じています。

当院に通ってくださっている患者さんであれば、歯ぎしりなどの力の話や、歯のひびについての話を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。この記事を読みながら「また歯ぎしりの話かよ」と思われている方もいらっしゃるに違いありません笑。

ちなみに当院では、歯ぎしりの影響が強いと考えられる患者さんには夜間のマウスピース使用を積極的に進めています。その他の噛み合わせ改善のための犬歯のCRによる修復や、ボトックスの注射は行っておりません。このあたりは各医院によって対策は少し異なると思われます。歯のヒビは、皮膚の切り傷や擦り傷とは違って勝手に治ることはなく、良くて現状維持ということになりますし、歯のヒビが伸びていくことによって、歯の神経の処置が必要になったり、歯を保存するのが難しくなってしまうことさえあります。むし歯ならば、ある日突然抜かなくてはならないという状況にはまずなりにくいと考えます。そういう意味では、歯のヒビはむし歯よりもこわいと言えます。歯の強度を直接的に上げるにはかぶせものをするしかありませんので、場合によってはヒビの入っている歯にかぶせものをおすすめすることもあります(元の記事には紹介されていません)。

むし歯や歯周病についての治療や予防が今でも大変重要であることは言うまでもありません。しかしそれを書いては他の記事を同じになってしまう。「むし歯や歯周病についての予防や治療が重要であることは他の記事がやってくれる。この記事では「その先」の話題の歯のヒビについての記事を出そう」という著者の意思を私は(勝手に)読み取りました。

この記事を読んで、堀江さんの周りには歯科以外の他分野についても新鮮で重要な面白い情報が集まってきているのではないかと思いました。それほど歯のヒビを中心に記事が作られたことにはインパクトがありました。

堀江さんのご著書には「刑務所なう」という拘置所時代に書かれた大変面白い本があるのですが(他にも面白いご著書はたくさんあると思います)、この感想は別の機会があれば記事を書きたいと思います。

 

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